佐藤亜由美さんは札幌出身。亜由美さんのお母さんが赤平出身で、ご両親が赤平でお蕎麦屋さんを開店するのをお手伝いするために一緒に移住しました。
「当時は赤平には友達もいないし、大好きな映画も見に行くのが大変だし、とにかく寂しくて数年で札幌に戻ろうと思っていました」という亜由美さん。しかし旦那さんの敏文さんと出会い、結婚。そして子育てを続けるうちにいつの間にか赤平での人とのつながりも生まれてきて、今ではお友達もたくさんできたそうです。亜由美さんは小さい頃から「お菓子屋さんになる」という夢を持っていました。ご両親のお蕎麦屋さんを手伝いながら自分でもお菓子の製造と販売を続けてきましたが、「自分のお店を持ちたい」という気持ちは変わっていませんでした。オープンの半年ほど前についに一軒家を購入し、改装をしてカフェのオープンに向けて動き出しました。
こうして2019年3月、赤平に新しいカフェ「Café Luft（ルフト）」がオープンしました。カフェでは亜由美さんの作るプリンやゼブラ柄のシフォンケーキなど日替わりで様々なスイーツやキッシュなどのランチを楽しめる他、敏文さんこだわりのハンドドリップのブレンドコーヒーやマキアート、フローズンドリンクといった飲み物を楽しむことができ、お一人様からグループでのお茶会、デートまで多くのお客さんで賑わっています。赤平は決して大きなまちではありませんが、それだからこそ良かった点もたくさんあったそうです。例えば、市役所や保健所などカフェのオープンのために色々な届け出をしてきましたがみんな分からないことは親身になって教えてくれたそうです。
また、スイーツを買って行ってくれたお客さんが「美味しかったからお友達に配ったの！」と言ってくれて、それを食べたお客さんがまたお店に来てくれる、といったリアルな口コミをお客さんがしてくれるというところは赤平ならではのようです。
「私のように小さなお子さんがいるママも、移住してきたばかりの方も、お仕事の休憩中にちょっと飲み物や甘い物が欲しいっていう方も、気軽に来てもらえると嬉しいですね！」と話す亜由美さん。Luftには今日も多くの方の笑顔が集まっています。【2019年06月03日更新】すべての人を見る©赤平市 All Rights Reserved.
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